imajina news vol.5 -最新! 2014年 日本のベストグローバル・ブランドランキング
2014/08/11(最終更新日:2021/12/09)
■イマジナからのお知らせ
【理念を伝えブランディングにつなげる!イマジナ出版企画】
成長を続ける企業の取り組みや創業からのストーリー、社員の想い等、それぞれの企業のカルチャーをまとめ書籍化します。全国の書店での販売や自社関係者への配本により、貴社ブランド価値向上に役立ちます。採用活動やIR等、アウターブランディングで活用ください。10社限定企画となっておりますので、お申込みはお早めに!
先日インターブランドがJapan’s Best Global Brands Top 30(日本のベストグローバル・ブランド)2014(※1)を発表した。今年はランクインした30全てのブランド価値合計が過去最高との事。
同社が昨年発表した全世界のブランドランキング100(※2)においては、55の米国ブランドに対し日本のブランドは7ブランドで自動車や家電が中心であった。
日本のブランドは、長きに渡りその品質と技術が高く評価されていたが、韓国や中国のブランドが勢力を増すにつれ、グローバルでのブランド存在感が薄れてきている。
さらにデロイトトーマツによる「2013年メディアデモクラシーの現状」調査(※3)によれば、日本は他の主要先進国がソーシャルメディアを介したブランド広告・宣伝へシフトしている中、変化への対応が遅く、「発展途上」にあるという。今後さらに日本ブランドとグローバルブランドとの差が広がってしまう事が懸念される。
島国という国民性から、自国内の消費者だけをターゲットとしてブランド戦略を進めてきた「口ベタ」な日本ブランドが、その価値を向上し、グローバルブランドに近づく為にすべき事は何だろうか。それは、我々にも馴染みの深いウォルト・ディズニーが、ブランドの約束として掲げる“SCSE”から学べる事がある。
前述世界ブランド価値ランキング14位のディズニーの“SCSE”は、それぞれSafety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー・演出)、Efficiency(効率)を表し、全世界共通のブランドの約束として、顧客だけでなく、社内のインナーブランディングにも徹底されている。ノンネイティブでも理解出来るシンプルな英単語で、優先順位順に単語が並んでいる。
ディズニーが打ち出すシンプルで明瞭なブランドの約束が、グローバル規模で従業員に浸透しており、ブレないブランド価値を提供し続けられていると言える。
だからこそ、顧客にも受け入れられ、ディズニーというブランドの認知とその価値が向上するのではないだろうか。
<ニュースソース>
(※1)
http://www.interbrand.com/ja/best-global-brands/region-country/2014/best-japan-brands/best-japan-brands-2014-global-rankings.aspx
(※2)
http://www.interbrand.com/ja/best-global-brands/2013/top-100-list-view.aspx
(※3)
http://www.tohmatsu.com/assets/Dcom-Japan/Local%20Assets/Documents/Press/Release/jp_p_press20130529_dtc_mds_report_290513.pdf