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imajina news vol.4 -世界の人事部門責任者が急務で取り組んでいるものとは?

2014/08/04(最終更新日:2021/12/10)

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vol.4 -世界の人事部門責任者が急務で取り組んでいるものとは?

2014年7月16日付の米国人事マネジメントコンサル会社Right Management社「Unveiled: The year’s top HR Priority (明らかとなった事実:今年の人事最優先取組事項)」の記事によると、世界13か国、24にわたる業種、2220人の人事部門責任者を対象とした同社調査で、過去最高の数値である約30%もの人が「競合社会を勝ち抜く為には『優秀な人材が会社の利益をもたらす重要な源泉であり、中でも社員のリーダーシップ育成が最も重要である』」と考えていると明らかにした。

 

優秀な人材の育成が必要性を感じていると回答した人事部門責任者は、アジアで36%と最も高く、次いでアメリカ29%、ヨーロッパ22%と続く。

 

同レポートでは、世界規模で有能な人材の不足、従業員のエンゲージメント(自社に対するつながり・愛着心)低下もグローバル規模で深刻的な人事課題となっており、世界規模でグローバル競争激化が進み中、多種・多様な人種・働き方を持つ人材をまとめるリーダーの手腕が急務であるという。
またリーダーシップ育成は、優秀な人材に次期リーダーとしての自覚を与えることで、キャリアアップ転職による流出を阻止する事にもつなげることができるとしている。

 

経済環境が急速に変化し、日本を含め、先進国の企業は価格ではもはや競争できなくなってきた代わりに、サービス、イノベーション、デザイン、研究開発など、「人」から生まれる無形資産が競争力の源泉となってきている。
加えて、優秀な経営陣を社内に持つことは、企業の成長や存続だけでなく、資金調達に際しても重要である。特に、現在のように信用収縮が起こっている状況下では、銀行やベンチャーキャピタルは、融資や投資をする前に、企業の経営陣に面接し、企業を成長させるべくリーダーシップを発揮する能力がどれほどあるかが評価される。経営陣が優秀であればあるほど、企業の業務は改善され、売上を向上させることができると考えられているからだ。

 

これからの企業成長には、他社と差別化を図る為、自社の「価値」を創造するリーダーシップ人材の育成が必要とされている。一方で、企業によってカルチャーや組織の在り方が異なる。自社のカルチャーに沿った最適な
「リーダーシップ」とは何かを明確にし、向かうべき目標や指標に向け、「決断力」と「人間力」を合わせ持つ優秀なリーダーの育成が、今、競争を勝ち抜く為に、世界的に求められているようだ。

 

 

<ニュースソース>
http://www.right.com/blog/talentpluswork/2014/infographic-talent-management-accelerating-business-performance/

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