imajina news vol.2 -カヤック 社員ぜんいん『人事部』になりました?
2014/07/14(最終更新日:2021/12/20)
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vol.2 - カヤック 社員ぜんいん『人事部』になりました?
ユニークな制度でおなじみ、面白法人カヤックが、今度は正社員・契約社員199人全員を人事部に配属すると発表。
これまでカヤックでは、人事部の仕事を100%やっている「人事部専属社員」が4人、
面接など人事部の仕事を20%ほど兼任している「人事部兼任社員」が10人だったのが
今回の発表で社員199人全員が人事部兼任となり、名刺にも「企画部/人事部」と全社員に人事部の肩書きが入るようになったとの事です。
これに伴い、全社員に、書類選考を免除し最優先で面接を案内する「ファーストパス」と、いきなり最終面接から選考が始まる「ラストパス」というカードが配布されています。
ニュースソースによると考えられるメリットとしては
◎社員のミッションは「社員が面白く働ける仕組みを考えること」に重点を置いているというメッセージをおくることで「全社員で面白く働ける環境を作る」という意識を持ってもらう。そうすることで実現可能性が高い良い施策が出てくる。
一方でデメリットとしては
△クリエイターがものづくり以外に時間を割く割合が多くなることがデメリットとなる可能性がある。としています。
ただし、カヤックはもともと「兼任の文化」が根付いており、また組織戦略重視のため、デメリットと考えられる部分については問題ないとの判断のため実施に踏み切った様です。
社内の人事制度を『自分事』としてとらえる事で「自分で会社を作っていく」意識の醸成という意味では大いに参考となる事例と思われます。
今後は、しっかりと全体の舵を切り会社全体を俯瞰して「戦略的人事」を遂行する人材どう育成、獲得していくかがポイントではないでしょうか。
<ニュースソース>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140707-00000067-it_nlab-sci
http://www.kayac.com/company/institution/alljinji/