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近年、人材育成の重要性が説かれることが増えています。よりよい人材育成を目指して、外部のコンサルタントに頼ることを検討している方も少なくないでしょう。
人材育成のコンサルタントとして「人材育成コンサルタント」の名前を聞いたことがあるものの、どのような効果が得られるのか疑問に感じる方もいるかもしれません。
そこで今回は、人材育成コンサルタントと他の人事コンサルタントの概要、人材育成コンサルタントを活用するメリットや選び方のポイントを解説します。当記事を参考に、人材育成の改善に役立ててください。
人材育成コンサルタントとは?人事コンサルタントの種類3つ
人材育成コンサルタントは、人事コンサルタントの一種です。人材育成コンサルタントの特徴をつかむには、他のコンサルタントの特徴についてもあわせて知っておくとよいでしょう。ここでは、人材幾瀬コンサルタントを含めた人事コンサルタントの種類を解説します。
採用コンサルタント
採用コンサルタントは、人材採用・人事制度上の課題を解決する職業です。採用コンサルタントの仕事は、採用の戦略や制度そのものに対しててこ入れする採用コンサルティングと、採用活動の実務の代行に分かれます。
●採用戦略の立案
採用の競合や採用ターゲットなどを踏まえた上で採用戦略を立案します。採用における課題を発見し、クライアントの方針にマッチした改善方法を提案します。
●採用プロセスの設計
自社の事業内容に合ったスキルを持った人材を採用するために、効果的なプロセスを企画し組み立てます。必要な人材像の策定や母集団形成手段の選定・求人広告の打ち出し・面接官の研修・内定者の辞退を防止する取り組みなど、採用プロセスに関することに幅広く対応します。
●採用代行
採用活動に付随してさまざまな業務が発生します。採用の募集人数や規模によっては、業務が増えることで採用担当者の負担が大きくなる場合も少なくありません。そこで、採用コンサルタントが応募書類の受付・面接のスケジュール調整・合否連絡といった採用に関わる事務を代行し、クライアントの負担軽減を図ります。
人事制度コンサルタント
人事制度コンサルタントとは、人事制度構築や改善をして、人事制度関連の課題の解決を目指す職業です。人事組織コンサルタントと呼ばれる場合もあります。研修や福利厚生などの制度も人事制度に含まれることがあるものの、人事制度コンサルタントが取り扱うのは評価・給与・等級など社員の処遇に関係する制度です。
人事制度コンサルタントは企業の人事部門とともに人事制度の課題を掘り起こし、企業理念の浸透を図るインナーブランディングや経営戦略・理念の実現を支援します。
一般的には、企業の経営戦略に基づいて現状の分析から課題を洗い出し、具体的な施策の提案や実際の導入・運用までワンストップで行い、制度構築に携わります。
人材育成コンサルタント
人材育成は、企業の経営戦略を成功に導くための最重要課題です。人材育成コンサルタントは、社内の人材育成を通じ、企業全体のパフォーマンスや組織力の向上を目指します。
人材育成コンサルタントは、育成方針の決定から研修プログラムの設定や人材育成を促す職場環境づくりなど、人材育成に関わる課題解決に臨みます。
人材育成コンサルタントは、現場での指導などのピンポイントで行う対策よりも、企業全体で取り組むべき課題に着手するのが一般的です。場合によっては、人材育成コンサルタントが採用コンサルティングから手掛け、育成方針に合った人材の採用から始めることもあります。
人材育成コンサルタントを活用するメリットは?
人材育成コンサルタントは、人材育成に課題を抱える企業にとって大きな効果をもたらすサービスを提供しています。人材育成を通じて企業の発展を担う業者として、欠かせない存在と言えるでしょう。ここでは、人材育成コンサルタントを活用することで得られるメリットを3つ紹介します。
他社の成功事例や自社にないノウハウを知ることができる
長年企業文化として染みついた部分に根本的な原因がある場合、改善すべき課題を認識しにくい傾向にあります。また、自社で課題の解決を試みると変化より現状維持を目指す傾向にあり、課題の解決に結びつかないケースも少なくありません。
コンサルタントは多種多様な規模・業種のクライアントでコンサルティングを手掛け、多数の成功例を目にしています。そのため、自社にはないノウハウを活用し、自社だけで対応していては解決につながらなかった課題に対応可能です。
また、自社では行えない研修を開催できるのも魅力です。たとえば、株式会社イマジナでは、ブランディングに特化したセミナーや、人材育成に必要なアンバサダーの育成研修など、人材育成のプロならではの研修が受講できます。
課題や情報を可視化できる
課題を解決するには、課題や情報の洗い出し・整理の必要があります。また、洗い出し・整理した情報を可視化し、社員に共有することも必要です。
しかし、人材育成に関する課題や情報は多岐にわたり、社内で対応するには限界があります。そこで人材育成コンサルタントを活用すると、社内の業務コストを削減することができます。コンサルタントの豊富な実績に基づいたノウハウを生かし、目に見えない課題や情報を定量的なデータにすることも可能です。
課題の洗い出しには社員からのヒアリングが重要です。しかし、社内の上司などでは社員から課題を掘り起こすのは難しいでしょう。人材育成コンサルタントを活用すると、客観的にヒアリングして企業や社員が認識できていない問題を明らかにできます。
人材育成にかかる社内の負担を減らせる
OJTやマニュアル作成など、人材育成に付随する業務量は膨大です。社内で人材育成をする場合、社員は本業のかたわら人材育成を担うことになり、業務の負担増大は計り知れません。人材育成コンサルタントを活用し、人材育成に付随する業務を代行してもらうことで、社員の負担を大幅に軽減することができます。
また、社内で人材を教育する場合、教育担当は日々の業務をこなしつつ合間の限られた時間で人材育成を行うため、教育にかける時間が少なくなりがちです。そこで人材育成コンサルタントにアウトソーシングを活用することで、教育の時間を確保でき教育内容の質を担保できるようになります。
人材育成コンサルタントを選ぶ基準は?
人材育成コンサルタントは多種多様です。人材育成コンサルタントの活用を考えている場合は、以下の2つを基準にコンサルタントを選びましょう。
●十分な実績があるか
人材育成コンサルタントを選ぶ際には、まず実績が豊富な企業であるかをチェックしましょう。
実績が豊富でも、大企業と中小企業では抱える課題も解決に適した手法も異なります。実績を見る際は、自社と同等の規模の企業をコンサルティングした経験があるかに着目しましょう。一般的に、人材育成コンサルタントの実績は企業のWebサイトなどに記載されています。
●報酬額は適正か
人材育成コンサルタントを選ぶにあたっては、報酬額についても確認しましょう。人材育成コンサルタントは、料金体系によって報酬額が異なるケースもあります。料金体系は次の3種類に大別されます。
- 成果報酬制:契約期間内の成果に応じて報酬が発生する
- 定額制:時間や成果に関係なく、月額などで報酬が発生する
- 時間制:コンサルティングに要する時間に応じて報酬が発生する
コンサルタントに求めるものと報酬額の両方を確認の上で検討し、最適なコンサルタントを選びましょう。また、追加料金についても、あらかじめ確認することをおすすめします。
まとめ
人材育成コンサルタントは、企業における人材育成に着目して企業の発展を支える職業です。人材育成のプロに力を借りることで、自社内だけでは狭くなりがちな視野を広げ、よりよい人材育成の仕組みをつくれます。コンサルタントによって得意分野が異なるため、企業の規模やニーズに合わせたコンサルタントを選びましょう。
また、人材育成以外にも、企業の発展に重要な部分に強みを持つコンサルタントを選ぶことも大切です。近年では、ブランディングも注目されています。イマジナでは無料のブランディングセミナーを開催しています。人材育成制度の改善を視野に入れる場合は、セミナーへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
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