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【企業向け】人事コンサルティングとは?依頼のメリット・デメリットも

2022/10/06(最終更新日:2023/06/13)

#インナーブランディング #採用ブランディング

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【企業向け】人事コンサルティングとは?依頼のメリット・デメリットも

人事コンサルティングとは、第三者の目線から企業が抱える経営課題の解決方法をアドバイスしたり、ノウハウを駆使して改革を行ったりする、組織人事における専門業務のことです。人事についてのスキルが不足している企業にとっては頼れる存在であり、自社の評価を客観的に把握するためにも、人事コンサルタントからの分析は重要な要素となります。

当記事では、人事コンサルティングについて、依頼するメリットやデメリットなど詳しく紹介します。コンサルタントを活用したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

人事コンサルティングとは?3つの種類

人事コンサルティングとは、人と組織の課題解決に焦点を当てて改善提案を行う仕事です。企業の成長において、経営戦略や業務システムだけでなく携わる人と組織が十分に能力を発揮できることも重要です。そこで、企業が人事面で抱える問題を人事コンサルティングが分析し、アプローチ方法を考え出し、解決に導きます。

ここでは、人事コンサルティングの3つの領域を、それぞれ詳しく解説します。

組織・人事領域

組織・人事領域のコンサルティングでは、人事に関するありとあらゆる課題の支援を行います。サービス内容は、主に以下の3つです。

・組織・人事制度系

組織の構築・構造改革や人事・事業に関する戦略立案など

・人事評価制度・賃金制度の構築

業務の昇格制度の設計や給与・賞与制度の策定など

・人材育成・組織開発系

従業員の教育・能力開発や組織全体の意識改革・行動変革など

また、組織・人事領域のコンサルティングを導入する利点としては、社外の知識や経験を活用できる点や、成功ノウハウを得られる点が挙げられます。外部のプロに依頼することで社内に新しい知識を取り入れられるだけでなく、業界での自社の立ち位置を客観的に把握できます。

教育・研修領域

教育・研修領域のコンサルティングでは、マネジメント力やモチベーションといった能力向上や組織活性化などの支援を行います。サービス内容は、主に以下の通りです。

  • 新入社員、管理職、経営陣などキャリアごとに必要な研修
  • 営業、次世代リーダー育成、マネジメントなど現場課題に合わせた研修
  • 組織力の向上
  • 離職率の低下
  • 将来の経営幹部の育成

人材育成は、企業の組織・人事において重要なテーマでもあるため、具体的なコンサルティングは社員の意識から会社を変えていくアプローチになります。社員の持つポテンシャルを引き上げるべく能力の開発を行い、成長することによって企業理念の浸透や経営戦略の実現、ひいては業績の向上を目指します。

採用領域

採用領域のコンサルティングでは、人材採用や採用戦略に関する効果的な選考プロセスの策定や採用支援を行います。サービス内容は、主に以下の通りです。

・採用戦略・計画の提案

採用目的の確認、欲しい人物像の明確化、選考方法など、採用活動を成功させるための戦略の立案。

・母集団の形成

採用広報手法やスカウトメールの活用、求人募集や広報活動代行など、企業の特色に合わせた母集団の形成。

・選考

面接マニュアルの作成、面接官のトレーニングや合否連絡といった、選考プロセスのサポートや実務の代行。

・内定者のフォロー

内定者フォローの設計、内定者懇親会といったイベントの企画など、内定辞退防止や早期戦力化を狙った計画の実施。

・早期離職の防止

各課題ごとの研修の実施、労働環境の改善提案といった、入社後の環境整備。

採用市場はそのときの景気やトレンドによって、状況が変化するものです。成果を上げるにはその時々に合わせた分析を行わなくてはならず、うまくいかなかった場合には時間と労力を無駄にしてしまうリスクが高まります。

採用領域のコンサルティングを利用すれば、最新の採用市場やトレンドを把握した上で、自社に合った方法で採用活動を支援してもらえます。

 

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人事コンサルティング会社に依頼するメリット・デメリット

人事コンサルティング会社に依頼するメリットとデメリットは、それぞれ以下の通りです。

メリット

・専門家の視点からアドバイスがもらえる

人事コンサルタントは、人事に関する幅広い知識とノウハウを持ったスペシャリストです。それまでの実績や経験で培った知見を生かし、第三者からの目線で問題解決方法を提案してくれます。

・自社に不足している知識・スキルを補える

人事制度を設計するには、労働法に関する知識や人事に関するノウハウが必須です。しかし、法律の知識がある人材が社内にいない場合、人事コンサルティングを利用することで自社に不足しているスキルを補えます。

・会社によっては実行までやってくれる

コンサルタントやコンサルティング会社によって提供するサービス範囲は異なりますが、会社によっては計画の立案から実行までをすべてやってくれるところもあります。

デメリット

・自社にノウハウが溜まらない

人事制度は作った後も運用・改善が必要であるため、自社内に人事に関する知見を溜めることは必須です。そのため、すべてを外部に頼ってしまうと自社内で人事に精通した人材が育たず、ノウハウが溜まらない場合があります。

・コストがかかる

コンサルティング会社に依頼する場合は一定程度のコストがかかるため、利用する上で必要な金額と、それ以上のリターンがあるかが判断の基準になります。

・必ずしも問題解決につながるわけではない

コンサルティングを利用したからといって、問題が必ず解決するわけではない点に注意が必要です。確実な問題解決のためにも、どういった課題を解決したいのかといった問題点を自社内で整理することが大切です。

人事コンサルティング会社に依頼する際のポイント

人事コンサルティング会社を選ぶ際は、次の3つのポイントに注意しましょう。

・十分な実績がある会社か

人事コンサルタントの認定基準ははっきりと定まっておらず、資格などの明確な基準は存在しないため、コンサルティング会社の質はピンからキリまであります。十分な実績のあるコンサルティング会社なら数多くのノウハウを持っているため、信頼できる会社と見ていいでしょう。

・自社の課題解決に合った提案があるか

コンサル会社に作成してもらった提案書に、自社の課題解決に合った具体的な提案があるかは大事な要素です。自社のビジョンや組織風土といった、さまざまな要素を鑑みた上で提案をしているか、自社と同程度の会社をどれだけコンサルティングしているかも重要です。

・コストパフォーマンスが十分か

コンサルティングを依頼した結果、かかったコストに見合った効果が得られなければ意味がありません。

それなりの費用がかかる計画を構築した割には課題の解決には至らなかったり、追加で依頼して予算オーバーしたりする場合もあるため、必ずコストパフォーマンスを確認しましょう。

まとめ

人事コンサルティングは、企業が人事面で抱える問題を分析し解決に導くために企業を支援する専門業務です。自社にはないノウハウで課題の発見から解決策の立案までを行えるため、人事領域のスキルに乏しい企業は、人事コンサルティングを活用して課題解決に望みましょう。

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