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人材育成には研修が効果的!目的と研修を行う際のポイントを解説

2022/11/10(最終更新日:2022/11/10)

#インナーブランディング #コミュニケーション #会社経営 #研修

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人材育成には研修が効果的!目的と研修を行う際のポイントを解説

社内の人材育成について、どのように行えばよいのか悩みを抱える方もいるでしょう。人材育成の方法として研修という形を取っている企業は多くありますが、効果的に研修を行うには人材育成の目的と実施時のポイントを押さえておく必要があります。

当記事では、人材育成の目的を整理した上で、より社員の学びと成長につながる研修の方法について解説します。社内の生産性を高め、自社のさらなる発展を目指す方はぜひ参考にしてください。

 

研修による人材育成の目的は?

ビジネスを大きく成長させる上で、もっとも重要な要素の1つとも言えるのが人材育成です。社員を教育する手法として研修を選ぶ企業は実に多く、研修の実施にはさまざまなメリットがあります。

ここでは、企業が人材育成を行う目的とは具体的にどのようなものかを解説します。

 

社員の離職を防ぐ

離職率が高く、社員が育たないと企業にとっての成長も見込めません。社員の離職の大きな理由となっているのも「今の会社で自身の成長が見込めないこと」です。終身雇用制度が崩壊しつつある今、社員にとって、転職は昔ほど難しい選択ではないため、より自身が成長できそうな場を探して社員は離職してしまいます。

企業では、社員がモチベーションを保てる職場を作るために教育体制を整え、スキルアップにつながるワークショップなどを実施する必要があります。社員の離職を防ぐ施策の1つとして、重要な要素が人材育成の研修です。学びの機会やフォロー体制を充実させることにより、社員のモチベーションの向上やチャレンジ精神を生むきっかけにつながります。

社員の成長と離職率の低下の2つを見込めるため、自社の人材教育における研修制度を整えることは大変重要と言えるでしょう。

 

生産性を高める

企業にとって生産性の向上は大きな課題であり、チーム全体で目標に向けた共通認識を持つことが大切です。業務の細かなステップについて社員間で共有できていないと、無駄な工程が発生したりミスが多発したりして、効率的に作業を進められていないケースもあります。

生産性を高めるためにも、人材育成は有効な手段です。組織の課題を明確化した上で、個人の得意分野や足りないスキルを洗い出し、目標を定めて社員のスキルアップを図ります。社員一人ひとりのビジネススキル向上をサポートすることで、業務の効率化だけでなく仕事への理解も深まるでしょう。

 

企業理念や方針を浸透させる

人材育成の研修を行う上での基盤となるものが、企業理念を社員に浸透させるインナーブランディングです。たとえば、お客様に直接対応する社員が、企業の方針や想いから外れた発言をすると、企業へのイメージは一気に悪くなってしまいます。

また、社員が企業で働く意味を見出だせていない場合は、会社の理念をないがしろにしてしまうケースも少なくありません。人材育成研修のメリットは、一人ひとりの社員に企業理念を認識させ、高い意識を持って仕事に取り組めるよう導けることです。

イマジナでは、ビジネス実績が豊富な講師によるブランディングセミナーを無料で開催しています。インナーブランディングによる人材育成研修を通し、企業価値を最大限に引き出すためのノウハウが学べます。

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将来を担うリーダーを育てる

ビジネスをより大きく発展させるためには、10年後や20年後に目を向けた動きが必要です。人材育成研修の目的の1つには、多くの企業が直面している課題とも言える、次世代リーダーの育成があります。

研修を通し、社員がリーダーとして的確な判断力を養い、事業の課題に対する向き合い方などを学べるようにサポートすることが大切です。また、座学だけではなく、実務経験で生かせるような内容を設定すると、早い段階で次世代リーダー候補や管理職候補者を選別できます。

人材育成研修では、発信力や意思決定力など、企業が求めるリーダー像に合わせて学習や経験の機会を設け、社員の能力や意識の向上を図れることがメリットです。

 

研修で人材育成を行うときのポイント

社内で人材育成を行う場合、適切な研修手法を選ばなければ効果を実感しにくい恐れがあります。研修を行うには時間やコスト、人件費も発生するため、事前によく内容を検討した上で、自社に合ったものを実施することが重要です。ここでは、人材育成の研修を行う際のポイントを4つ解説します。

 

具体的な目標を立てる

新入社員や若手社員は、与えられた目の前の仕事を必死にこなすだけで、その先のビジョンを抱けないケースが少なくありません。具体的な目標がないままに業務を行う毎日では、モチベーションも下がってしまいます。

新入社員向けに人材育成研修を行う際には、まずビジネスマナーや業務に関して、具体的な目標を設定することがポイントです。少し頑張れば実現可能な短期間の目標に加え、チャレンジが必要な中期や長期的目標も同時に立てると、向上心を維持しやすいでしょう。

例としては、短期の目標に「業務の提出期限を守る」、長期の目標には「部署で売上1位になる」などが挙げられます。企業側は、社員が設定した目標に対し、サポートできる体制を整えましょう。

 

受講者・自社に合った研修にする

企業や組織で実施する代表的な研修は、大きく分けると以下の2種類です。

・OFF-JT研修(職場外研修)

OFF-JTは、基本的に職場以外の場所で、セミナーや講習会などを開催したり、外部の研修に社員を参加させたりする研修方法です。内容は講義だけではなく、グループワークやレクリエーションなど、多くの手法があります。また、外部講師を招くような研修体系も、OFF-JT研修の一環です。学びから提案、実行までをサポートする、リーダー育成のためのアンバサダー研修も高い需要があります。

・OJT研修(職場内研修)

OJTは、現場で作業に慣れた研修担当者が社員をサポートし、実際に業務を行いながら学ぶ実践的な手法です。社員の個別指導にも対応し、即戦力となるようサポートすることが特徴です。

自社の目的や研修タイミング、受講者の状況に合わせて、若手社員研修や経営幹部研修などの人材育成計画を立てるとよいでしょう。

社員研修とは?実施する目的・メリットから主な種類まで

 

全社的に取り組む

人材育成の研修を行う際、特にOJTの場合は、課題をはじめとしたプログラム設計や具体的な研修内容のすり合わせなど、多くの事前準備が必要です。また、指導スキルのある他部署とも連携しながら、必要に応じて講師を依頼するなど、人材育成計画を立てて全社的に取り組む必要があります。

研修の日程は忙しい時期を避けた上、対象となる社員が参加しやすいように、余裕を持って各部署に連絡をして準備を進めることが大切です。部署ごとの取り組みではなく、全社を上げて人材育成研修をサポートできるように、社内報に記事を記載したりポスターを貼ったりするのもよいでしょう。

 

効果を測定しPDCAを回す

人材育成の研修成果は、「カークパトリックの4段階評価法」を使って確認できます。具体的には、以下の4つのレベルに分けた評価が可能です。

  • レベル1:社員の研修内容に対し、満足しているかをアンケートで確認
  • レベル2:社員が研修内容を理解し、知識を学習しているかをテストで確認
  • レベル3:社員が研修内容に沿って、会社で実践しているかを回顧調査で確認
  • レベル4:社員が研修内容を実践した結果、生産性や業績が上がっているかを確認

回顧調査では、研修に参加した社員の上司や部下など、周囲にもアンケートやインタビューを実施し、多角的視点で育成効果を評価します。

また、4段階評価の実施と同時に、PDCAを回して、スムーズな人材育成のサイクルを作ることも重要です。

  • プラン(Plan):目標を設定して達成するための計画を立てる
  • 実行(Do):計画を実行する
  • 評価(Check):計画の進み具合を確認する
  • 改善(Action):達成していない場合は原因を探り改善する

 

まとめ

社員の離職を防ぎ、企業をさらに発展させるには社員の人材育成をしっかり行うことが大切です。人材育成の手段としてよく選ばれる方法が研修であり、特に企業理念や方針を社員に共有する際に有効な手段です。生産性を高め、企業成長につなげるためにも適切な研修を社内に取り入れましょう。

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