ブランディングとマーケティングはどう違う?役割・関係性について解説
2023/09/26(最終更新日:2023/10/22)
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ブランディングとマーケティングの違いは、その目的です。ブランディングは企業・商品・サービスを知ってもらうことを目的としています。
一方で、マーケティングは商品やサービスを購入してもらうことを目的とした施策です。双方のバランスが重要なため、どちらかのバランスが崩れると目的を達成できません。
ブランディングやマーケティングに関する知識がない場合はすぐに実践することが難しいため、効率的に学べる講座に参加するといいでしょう。
当記事では、ブランディングとマーケティングの違い・それぞれの役割・関係性を解説します。
ブランディング・マーケティングの基本的な知識を解説するので、ぜひ参考にしてください。
ブランディングとマーケティングはどう違う?
ブランディングとマーケティングは似たようなイメージがありますが、それぞれの目的が異なります。
ブランディングとは、顧客に対して企業のブランドイメージ・商品・サービスを認知してもらうための取り組みです。
マーケティングとは、顧客に効果的なアプローチをして商品やサービスを提供する活動を指します。
例えば化粧品を販売する企業の場合、企業のコンセプトや化粧品に対するこだわりなどを前面に押し出し、ブランドや商品を知ってもらうことがブランディングです。
その一方で、販売する化粧品の成分・特徴・使い方をアピールして、より多くのユーザーに購入してもらうことがマーケティングになります。
ブランディングとマーケティングそれぞれの役割は?
ブランディングとマーケティングのそれぞれの役割は、ブランドイメージの認知と商品やサービスの販売促進です。
ブランディングには企業・商品やサービスを知ってもらう役割があります。一方で、マーケティングは商品やサービスを購入してもらうための施策です。
ブランディングとマーケティングのそれぞれの役割について、詳しくみていきましょう。
ブランディングの役割
ブランディングの役割は、他社と差別化して消費者にブランドイメージ・商品やサービスを認知してもらうことです。
例えば消費者が商品を購入するとき、ブランドや商品について「よく知っている」「安心して利用できそう」など、イメージや安心感をもとに意思決定を行うでしょう。
このように、ブランドイメージを広め、消費者の商品購入をサポートする点がブランディングの特徴です。
マーケティングの役割
マーケティングの役割は、自社商品が売れそうなターゲットを選別し、商品の魅力をアピールして購買意欲をかき立てることです。
例えば、商品化されていないアイテムやサービスを提供したり、市場や流行を捉えて売れる商品を考案したりします。
自社のブランドイメージや商品が魅力的だとしても、その魅力が消費者に伝わり購買意欲が向上しなければ売上にはつながりません。
まずは市場や競合他社の分析を行い、自社の強みや、自社を取り巻く環境を整理しましょう。その後、市場分析に基づいて、顧客層やニーズなど共通点をもとにグループ分けを行います。
続いて、グループの中から自社の商品が売れそうなターゲットを選別し、自社の立ち位置を考えて競合他社とは異なる戦略を検討しましょう。
続いて、「Product(製品)」・「Price(価格)」・「Place(流通)」・「Promotion(広告)」の4項目に基づいて商品を売るための戦略を考えます。
戦略が完成したら、トライ&エラーを繰り返し、よりよいマーケティング戦略を見つけるといいでしょう。
ブランディングとマーケティングの関係性は?
ブランディングとマーケティングの関係性は、両方のバランスが重要です。どちらかのバランスが崩れると、目的を達成できません。
例えば、売上の最大化を目的とした場合「他の企業よりも人気がある」「他の企業よりも信頼できる」などのブランドイメージがあると商品が売れやすくなります。
また、広告による宣伝・営業活動・店舗の接客などマーケティング活動を通じて商品が売れやすくなれば、企業のブランドイメージもよくなるでしょう。
このようにブランディングとマーケティングはどちらか一方に力を入れるのではなく、双方のバランスを良くして「連携」することで売上増加につながる仕組みとなっています。
ブランディング・マーケティングそれぞれのメリット
ブランディングとマーケティングには「価格競争から抜け出せる」「消費者のニーズに着目できる」など、それぞれメリットが存在します。
それぞれのメリットを理解して、ブランディング・マーケティング戦略に役立てましょう。
ブランディングのメリット
ブランディングのメリットは、次の5つが挙げられます。
- 価格競争から抜け出せる
- 商品開発の障壁が低くなる
- リピート率の向上が期待できる
- 宣伝費を抑えられる
- 優秀な人材を確保できる
ブランディングによって、自社ブランドのイメージが良くなると「価格差」以外の付加価値が生まれるため、無理に価格を下げて勝負する必要がなくなります。
また、高いブランド力により企業自体にファンが定着し、新商品を販売した場合も「指名買い」をしてくれるため、商品開発の障壁を低くしてくれるでしょう。また、競合他社との比較をせずに購入してもらえるため、リピート率が向上します。
リピーターが増えると宣伝なしで商品が売れるようになり、宣伝広告費を抑えることが可能となります。
そして、ブランド力の向上により、売上だけでなく企業そのものの人気が向上します。そのため、求人の応募が増え、優秀な人材を確保しやすくなるでしょう。
マーケティングのメリット
マーケティングのメリットとしては、次の4つが挙げられます。
- 消費者のニーズに着目できる
- 市場のトレンドを把握できる
- 潜在顧客を発見できる
- 改善ポイントが明確になる
マーケティングは市場分析を入念に行ったうえで「何が必要か」を検討します。そのため、消費者の動向・ニーズなどを把握して商品を販売できます。
さらに、市場のトレンドを把握して的確な販売ができるため、潜在顧客の発見につながり新たな顧客層へのアプローチが可能となります。
また、自社のマーケティング手法の改善ポイントが明確になり、マーケティングに関する最適な解決策を導き出せるでしょう。
ブランディングの流れは?
ブランディングの一般的な流れは、次の通りです。
- ターゲットを選定する
- ブランドの方向性を決める
- ブランディングの必要性を社内で共有
- ブランドコンセプト決定
- ブランドのアイデンティティ設定
- ブランドの価値を明確にする
- ネーミング・ロゴなどの作成
- ブランドの発信・宣伝
- 効果の検証
ブランディングを行う場合は、ターゲットを選定し、ブランドの方向性を明確にする必要があります。
また、コンセプトやアイデンティティなど、ブランディングに必要な項目を検討し、必ず効果を検証するようにしましょう。
ターゲットを選定する
消費者のニーズに合わないブランディングは効果がないため、まずはターゲットを選定する必要があります。
ターゲットは具体的にするほど戦略を考えやすくなるため、ペルソナの設定がおすすめです。
ペルソナとは架空のユーザー像を描いたもので、考える際には年齢や性別だけではなく職業・趣味・生活環境・ライフスタイル・価値観など、より具体的な人物像を設定します。
ターゲットをできるだけ細かく設定することで、その後の作業で具体的なアプローチが可能となるでしょう。
ブランドの方向性を決める
ブランディングの具体的な施策を検討する前に、ブランドの方向性を明確にすることが大切です。
ブランドの理想像が定まっていないと、的確な施策は思い浮かびません。
「どのようなブランディング戦略を行うのか」よりも「どのようなブランド像を目指すのか」を明確にしましょう。
ブランディングの必要性を社内で共有
ブランドのターゲット・方向性が決まったら、ブランディングの必要性を社内(組織全体)で共有しましょう。
ブランディング戦略のぶれない軸を作るうえで重要になるためです。
また、ブランディングの目的(ブランドの理想像)を社内で共有し、ミーティングや社内研修などブランディングに関する勉強会を実施して、社内で知識を身につける環境を作るといいでしょう。
ブランドコンセプト決定
続いて、ブランドコンセプトを決めましょう。ブランドコンセプトとは、消費者に対して自社ブランドが提供できる価値をわかりやすい言葉で表したものです。
心に残るインパクトのある言葉が理想的であり、他社との差別化ができていて、競合と同調にならないための工夫が必要となります。
そのため、競合他社のWebサイトやSNSなど、その企業のコンセプトが打ち出されているものをチェックするといいでしょう。
ブランドのアイデンティティ設定
続いて、ブランドのアイデンティティを設定します。アイデンティティとは、自分が自分であること、またそのような自分が他者や社会から認められている感覚です。
ブランドに置き換えると、自社をどのように見せ、消費者にはどのようなイメージを持ってもらうかということになります。
具体例としては、次のようなものが挙げられます。
- ドミノ・ピザ「焼き立てのピザを30分以内にお届けする」
- クックパッド「毎日の料理を楽しみにする」
- Amazon「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」
- AKB48「会いにいけるアイドル」
- ライザップ「お客様の叶えたい体に向けて、結果にコミットすること」 など
一般的に、ブランドコンセプトに合わせたブランド・アイデンティティを設定することが基本です。
ただし、コンセプトやブランドイメージからずれたものになると、ブランディング自体に齟齬が生じてしまうため注意しましょう。
ブランドの価値を明確にする
続いて、ブランドの価値を明確にしましょう。ブランドの価値とは、自社が提供できる独自の価値です。
一般的には、実利価値・感性価値・共鳴価値・情緒価値のそれぞれを設定します。実利価値とは機能性の面での価値提供を表し、感性価値はブランドイメージからの価値提供です。
また、共鳴価値は企業の方針に対する共感という観点で提供する価値のことで、情緒価値は商品の信用体験による価値提供を表します。
それぞれの価値を表現し「誰にどのような価値を提供するのか」「ブランドが目指す姿はどのようなものか」などを明確にしましょう。
ネーミング・ロゴなどの作成
続いて、ブランドのネーミングやロゴを作成します。ブランド名やブランド・ロゴは消費者から視覚情報として認識されやすいため、ブランド価値を上げるうえで重要です。
また、ブランドのコンセプト・名前・ロゴが生み出されるストーリーが想像できるものを作成すると、消費者に共感されやすく認知も早くなるでしょう。
ただ単に作成するのではなく、ブランド価値を意識して作成するとその後のプロモーション効果が期待できます。
ブランドの発信・宣伝
続いて、ブランドをどのように発信するのか、宣伝方法はどうするのかを決めます。
ブランドのコンセプトやアイデンティティ・名前・ロゴなど、ブランドの価値を高める要素が揃っても、消費者にうまく発信できないようでは意味がありません。
そのため、ターゲットに合った宣伝方法の選択が重要になります。
例えば、ターゲットが20〜30代の女性であれば、InstagramやFacebookなどのSNSアカウントを取得して情報を提供したりSNS広告を活用したりするといいでしょう。
一方で、30〜40代の男性をターゲットにする場合はWebサイトを活用して、自然検索による流入を促したりWeb広告を活用したりする方法がおすすめです。
また、広告を利用する場合はそれなりの費用がかかります。費用が高いほど宣伝効果があるとは限らないため、費用対効果を考えましょう。
効果の検証
最後に、ブランディングの効果を検証します。ブランディングが成功しているかどうかは、ブランド・エクイティの考え方を用いて認知度検証を行うといいでしょう。
ブランド・エクイティとは、ブランドという形のないものを評価してその価値を高めるために育成や投資をしていこうとする考え方です。
認知度検証では、ブランド名・知覚品質・ブランド連想・ブランドロイヤリティ・その他のブランド資産などの情報を顧客へのアンケート・リサーチ専門業者・インターネット上のサービスを利用して取得し、それをもとに課題や改善策を検討しましょう。
ブランディングの種類
ブランディングにはさまざまな種類があり、主なものは次の7つです。
- インナーブランディング
- アウターブランディング
- 企業ブランディング
- 商品ブランディング
- サービスブランディング
- BtoCブランディング
- BtoBブランディング
上記のように、ターゲットや目的によってブランディングの方法が異なるため、それぞれ見ていきましょう。
インナーブランディング
インナーブランディングとは、経営陣やマネジメント層を含む自社の社員に向けたブランディングです。
自社の企業理念やブランド価値などを社内に浸透させることを目的に行います。社員の理解と共感を得られると、企業活動のパフォーマンス向上が期待できるでしょう。
また、社員が会社に愛着を持つことで自社の情報を積極的に発信するようになり、消費者へのブランディングにもつながります。
アウターブランディング
アウターブランディングとは、社外に対して行うブランディングです。一般消費者・株主・取引先の金融機関など幅広い層をターゲットとしています。
自社の商品やサービスを積極的にアピールすることで、収益アップや企業イメージの向上が期待できるでしょう。
企業ブランディング
企業ブランディングとは、企業そのもののブランド価値を高めるために行います。消費者・取引先・株主・投資家・従業員などを含むすべてのステークホルダーが対象です。
社外に対するロイヤリティや共感を得ることを目的とし、自社ならではの価値を訴求することで競合他社との差別化につながるでしょう。
商品ブランディング
商品ブランディングは、自社のオリジナル商品の価値を確立して浸透させることを目的とするブランディングです。
顧客は商品とのさまざまな接点を通じて、愛着・共感・好意などのポジティブなブランドイメージを蓄積していきます。
このような顧客と商品の接点によりブランドが形成されていくため、重要な施策であるといえるでしょう。
なお、商品ブランディングは顕在顧客や潜在顧客がターゲットになるため、ブランドマーケティングと呼ばれ、マーケティングのひとつに位置付けられています。
サービスブランディング
サービスブランディングとは、目に見える商品ではなく、目に見えないサービスの価値を確立して浸透させることを目的としています。
サービスブランディングには、7Pと呼ばれるマーケティング視点が必要不可欠です。
- Product(サービス商品)
- Price(価格)
- Promotion(プロモーション)
- Place(立地)
- People(人材)
- Physical evidence(物的環境)
- Promise(ブランドの約束)
上記の7Pをベースにサービスを提供することで、社員と顧客の間で信頼関係が構築され、社員に愛社精神が生まれ生産性が向上します。
また、顧客はサービスに対して安心感を抱き、そのサービスやブランドのファンになるでしょう。
BtoCブランディング
BtoCブランディングとは、一般消費者をターゲットとする企業が行うブランディングを指します。小売業や一般消費者向けのサービス業が該当するでしょう。
主な目的は、一般消費者の購買意欲の向上です。ブランディングにより、商品やサービスを購入したいと思ってもらうことが重要になります。
また、提供する商品やサービスのブランド力は購買意欲に直結するため、ブランディングにより商品やサービスのイメージアップを図ることが大切です。
BtoBブランディング
BtoBブランディングとは、法人向けの商品やサービスを提供する企業が行うブランディングです。
BtoBのビジネスモデルは、商材価格が高く、潜在顧客の検討期間が長いため競合他社との価格競争に巻き込まれやすくなっています。
そのため、価格だけではなく商品・サービスの差別化・市場競争力の向上が必要になるでしょう。
ブランディングのフレームワークは?
ブランディング戦略を成功させるには、フレームワークを効果的に活用することが大切です。主なフレームワークは次の4つです。
- 3C分析
- PEST分析
- SWOT分析
- ポジショニングマップ
それぞれの特徴を理解して、自社のブランディングに合うフレームを選択しましょう。
3C分析
3C分析とは「Customer(顧客)」・「Competitor(競合)」・「Company(自社)」の3つのCを分析する手法です。
自社ブランドのターゲットになる市場や顧客層を特定します。
まずは、顧客層を分析し、自社のターゲットとなる顧客を限定しましょう。続いて、競合他社の動向を分析し、自社における差別化を図ります。
さらに、自社の強み・弱み・ブランド価値を分析し、実際にどのようなブランディングができるのか検討するといいでしょう。
PEST分析
PEST分析とは、自社の外的要因を分析してブランディング戦略を立案する手法です。次の4つの外的要因を分析しましょう。
- Politics(政治的要因)
- Economy(経済的要因)
- Society(社会的要因)
- Technology(技術的要因)
PEST分析の目的は、自社の外的要因を把握し、自社にとってチャンスか、脅威かを発見することです。
4つの外的要因により、将来的に与える影響を考慮して自社の戦略を検討します。
将来のリスクに対して早めに対策を行うことができるため、ブランディングが途中で失敗する可能性を軽減できるでしょう。
SWOT分析
SWOT分析とは、会社や事業の現状を分析したいときに用いられるフレームワークです。次の4つの内容を軸に分析します。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
具体的な方法は、企業の内部環境と外部環境を、プラス面とマイナス面に分類して自社の価値や課題を明確にします。
例えば、内部環境のプラス面は「Strength(強み)」、マイナス面は「Weakness(弱み)」を検討しましょう。
その一方で、外部環境のプラス面は「Opportunity(機会)」、マイナス面は「Threat(脅威)」といったように設定します。
ポジショニングマップ
ポジショニングマップとは、市場における自社ブランドや自社商品の立ち位置を、縦軸と横軸で構成される2次元マップを用いて分析する手法です。
例えば、自社製品の価格と実用性でマップを作成します。横軸を価格、縦軸を実用性として、競合他社の商品を並べていきましょう。
そして、自社商品がどのポジションになるのか考えます。競合他社とポジションが被る場合は、差別化するにはどうすればいいのか検討しましょう。
このようにポジショニングマップを活用すると、競合との差別化を図り、競争優位性のある独自ポジションを導き出すことができます。
ブランディングやマーケティングを学ぶ方法は?
ブランディングやマーケティングを学ぶ方法は「書籍で独学で学ぶ」「セミナーや講座に参加する」という2つが挙げられます。
それぞれの特徴やメリットを把握して、自分に合った方法で勉強しましょう。
書籍で独学で学ぶ
ブランディングやマーケティングは、書籍を活用して独学で学ぶことができ書籍の購入費用が必要になるものの、低コストで勉強できる点がメリットです。
ブランディングもマーケティングも、さまざまな書籍が出版されており、すぐにでも学び始めることができます。
ただし、独学は自分の意思で勉強するかどうかを決めるため、やる気のない方や継続が難しい方は知識を習得できない可能性があります。
セミナーや講座に参加する
ブランディングやマーケティングを、セミナーや講座に参加して学ぶ方法があります。
ブランディングセミナーやマーケティング講座はさまざまな企業が提供しており、対面で受講するものやオンラインで受けられるものなど種類も豊富です。
実際に、ブランディングやマーケティングのプロが丁寧にノウハウを提供してくれるため、書籍による独学よりも理解しやすいでしょう。
さらに、講師や一緒に学ぶ受講生とのつながりができたり、最新の情報を入手できたりするなど、メリットが多いです。
ただし、有料のセミナーや講座は、書籍よりも費用がかります。無料で提供している講座もありますが、最新情報を得たい場合は有料講座がおすすめです。
ブランディングやマーケティングに必要なスキルは?
ブランディングやマーケティングに必要なスキルは、次のとおりです。
- ブランディングの知識
- マーケティングの知識
- 知的財産に関する法律の知識
- コミュニケーション能力
- ファシリテーション能力
- プレゼンテーション能力
- 観察力・分析力
- 計画力・実行力
ブランディングの知識やマーケティングの知識はもちろんのこと、知的財産に関する法律の知識が必要です。
知的財産に関する法律とは、知的活動によって生み出された創作物「知的財産」に関わる権利を守る法律を指します。
ブランド名やロゴのデザインなど、他者が権利を保有しているものを使用してはいけません。
「あたり前だ」と理解している方が多いと思いますが、知らぬうちに誰かの権利を脅かしている可能性があるため注意が必要です。
また、観察力・分析力など情報を精査する力や、計画力・実行力など分析した内容をもとに施策を行う力が必要となります。
そして、ブランディングやマーケティングは企業全体で行うプロジェクトであるため、コミュニケーションを取って、意見交換や的確な指示を与える能力も必要になるでしょう。
ブランディングやマーケティングを独学で学ぶのは難しい
ブランディングやマーケティングを独学で学ぶのは難しいといわれています。理由は、書籍やインターネットだけでは、最新の情報を入手することが難しいためです。
ブランディングやマーケティングは時代とともに変化するため、最新の情報を入手できない場合は古い方法を選択することになります。
さらに、独学の場合はわからないことを質問できず、正誤の判断ができません。
また、書籍に載っている情報は代表的な企業の一例であるため、自社のブランディング・マーケティングにそのまま置き換えることは不可能です。
ブランディングやマーケティングを1日ですべて学べる講座がおすすめ
ブランディングやマーケティングは、1日ですべて学べる講座がおすすめです。
実際に、そういった講座は仕事を休んで受講することが多いです。
会社の指示で受講する場合でも、何日も休みを取るのは気が引けます。1日で集中して受講することができれば、短期集中型で知識が頭に入りやすくなるでしょう。
株式会社イマジナ代表が理事を務めるブランドマーケティング協会のブランドマーケッター育成講座は、理念浸透・組織構築・社内外広報などブランディング全般の相談に対応しています。
この講座では短い時間で集中してブランディングとマーケティングについて学べるのでおすすめです。
ブランディングとマーケティングの違いについて学びたいなら
ブランディングとマーケティングの違いは、導入する目的です。ブランディングには企業・商品・サービスを知ってもらう役割があります。
一方で、マーケティングは商品やサービスを購入してもらうための施策です。両方のバランスが重要であるため、どちらかのバランスが崩れると目的を達成できません。
企業のブランディング・マーケティング担当者は、それぞれの違いを理解して双方のバランスを取りながら施策を進めるといいでしょう。
株式会社イマジナ代表が理事を務めるブランドマーケティング協会のブランドマーケッター育成講座は、東京を中心に大阪・名古屋でも開催しているため、興味がある方はぜひ参加してみてください。