株式会社イマジナ 代表取締役社長の関野です。
「リーダー」。
言葉の定義としては「指導者」「統率者」「先導者」。
本メルマガでは、現役の会社経営者であり、同時に企業の課題解決に向けた伴走者として今まで2850社を超える企業の内情を見てきた私自身が今、全国のリーダーにお伝えしたいことを語らせていただきたいと思う。
今日は、「なぜ、学び続ける必要があるのか」というテーマでお話ししよう。
成長が止まると思わず出る発言とは
勉強は大切だ。学び続けることは良いことだ。改まってそう言われても、至極あたりまえだと思うだろう。
しかし、この「あたりまえ」を、社会に出て何十年もたった今でも実行・継続できている人はどれだけいるだろうか。
なぜ、学び続けることは、年齢に関係なく必要なのか。答えはシンプルだ。
時代は進化していくのに、一定のラインを超えたからと言ってインプットをやめたら、持っている知識をすり減らしながら考えていくことしかできなくなる。限られた知識がどんどん時代にそぐわないものになる中で、アウトプットできるものの幅が狭まったり、質が低下したりしていけば、焦りばかりが増していく。過去の成功パターンがいつまでも通用するような甘い時代ではないのだ。
時流を見て新たな知識をインプットし続けることをやめてしまうと、そこで成長が止まり、その時点で最新だった成功体験が本人の中での基準・指標となってしまう。
「自分が若い頃はこうすればうまくいった」というアドバイスが口をついて出てしまっていたら要注意だ。立場が上になればなるほど、客観的に意見してくれる存在がいなくなっていくため、自身のそういった言動に気づくことが難しくなる。しかし、リーダーとして部下に「学びは大切だ」と説くのであれば、まずは自分が古い知見にすがるのをやめ、学ぶ姿勢を示すことだ。
リーダーは、良くも悪くも影響力が強い。そのことを自覚し、いつでもその時代に即したやり方で未来を切り拓いていくことが必要なのである。