「質問することで無知が露呈するくらいであれば、自分で解決した方がいい」
「何度も聞きにいくと、面倒くさい奴だと思われて評価が下がるのではないか?」
上記は、職場において他の人に質問できない、もしくはしたがらない社員にありがちな心理です。
一方で、何年何十年と仕事をする中で「一人で長々と悩んでいたことが、相談したらすぐ解決した」「質問したことで視野が広がった」など、教えてもらうことのメリットを多分に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、部下・後輩にも遠慮せず質問してほしいと思うのに、なかなか話しかけてこない……
そう悩まれている方には、ぜひ下記のような科学的根拠とともに、質問や相談をすることのメリットを部下へ伝えていただきたいと思います。
ノースウェスタン大学ケイティ・リリエンクイストの研究からは、助言を求める人ほど「友好的で謙虚で協力的だ」と周りから高評価を受けることがわかっています。
質問嫌いな社員の、「無知で、図々しくて、迷惑だと思われるかも…」というのはまったくの杞憂であることがわかります。
こんなふうに、一見当たり前に“やればいいのに”と思えるようなことにも、ただ「そうしなさい」「やった方がいい」と伝えるのではなく、根拠を添えて説明することが腹落ちにつながります。