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脳科学から知る、モチベーションの発生源とは?

2025/04/18(最終更新日:2025/04/18)

#人材育成・組織開発

上司の役割は部下に「命令する」ことではなく、部下を「導く」こと。

その上で、上司に求められるのは「部下の能動性を引き出すスキル」です。

 

「部下を良い方向に導くために」と思ってついつい、細かく指示を与えすぎてしまってはいないでしょうか?

もちろん、的確な指示を出して方向性を示してあげることも、上司の大切な役割です。

しかし、いつまでも上司が方向性を示さないと進めないようでは、部下の成長を引き出すことはできません。

効果的なコミュニケーションスキルの重要性

脳は、何らかの経験を能動的に得た場合のほうが、受動的に得た場合よりも10倍強く活性化することが東京大学の神経生理学の研究で明らかにされています。

自分で主体的に行動したという「自己決定感」があると、脳は活動的になり、これがモチベーションにも影響するのです。

 

企業の部下育成の一例として、サイバーエージェントでは「言わせて、やらせる若手育成」を大切にしています。

部下に「これがやりたい」と主体的に意志表明をさせ、上司はそれを承認し、見守って応援します。この2ステップにより、「やりたい」と宣言した部下とそれを認めた上司、双方に責任が生まれ、部下が指示待ちになって思考停止するのを防いでいるといいます。

 

では、どうすれば肝心の「これがやりたい」を、部下から引き出すことができるのでしょうか?

 

まず、上司が部下の価値観や興味関心を把握していることは必須です。

どんなことなら自主的に興味を示し、モチベーションが高まるのか。

これを知らずして、部下の心情を推し量ることはできません。

 

部下の興味関心やモチベーションが反応するポイントを探っていくには、いかに効果的に日頃のコミュニケーションをとるかという部分が重要になります。

限られた時間の中で、伝えたいことを的確に伝えながら相手の反応を見るスキルは習慣化しないと身につきません。

弊社が展開している管理職研修は、このようなコミュニケーションスキルのトレーニングを重点的に行うことが特徴となっています。

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