ファインマンとは?
物理学の世界でアインシュタインと並び称される、リチャード・ファインマン博士をご存知でしょうか?
量子電磁力学の研究でノーベル物理学賞を受賞した人物なのですが、別名”偉大なる説明者”とも呼ばれており、彼が提唱した学習法が『ファインマン・テクニック』としてMITチャレンジ(MIT4年分のカリキュラムを1年でマスターするプロジェクト)というプロジェクトで応用され、大きな成果を挙げました。
ファインマンが常々学生に語っていたのは「“本当にわかった”と思うのは、物事に二通り以上の説明ができた時だ」というもので、彼は大学で授業をするときに学生から質問をさせ、その物事について2つのアプローチで説明をするというチャレンジを自ら行っていたそうです。
物事の「本当の理解」に近づくため、誰にでも分かりやすく説明することが必要だということです。
皆さんも部下から「何でこの業務が必要なのですか?」と問われて、つい「そういうものだから」「前からそうしていたから」のように答えてしまったことはないでしょうか?
背景や理由を相手の納得のいくように説明しようとすると、意外と自分でうまく説明できないことが多くてびっくりするかもしれません。
説明できたとしても、長々と話していたら相手が飽きてしまい、結局頭に入らないということも起こるでしょう。
弊社はこのファインマン・テクニックをヒントに「全体観・目的・本人のメリットを伝える」というトレーニングを開発し、管理職研修の中でご提供しています。
管理職と部下の信頼関係を築くためのコミュニケーション・メソッドであると同時に、管理職自身が企業の根幹となる理念を本当の意味で理解し、部下に伝えていくために必要なことでもあります。
管理職が企業理念に対し「本当の理解」を持ち、社内に浸透させていくインナー・ブランディングについて、弊社代表の関野がセミナーでお話いたします。
この機会に是非ご参加ください。