築地で迷子になって考える『ブランディング』の重要性
2015/12/07(最終更新日:2021/12/09)
先日、仕事で築地市場にいってきました。
お客様の事務所での打合せ前に、お邪魔にならない様に店舗を見学という事で、『場内市場』に初めて足を踏み入れたのですがその雰囲気は別世界。高い天井、売り場を照らすライト、狭い通路をすいすい動くターレ、と、一瞬観光客になった気分でした。
そして地図もなくさまよい続けること15分程度、ようやく目当ての看板を見つける事ができ、無事お店にたどり着きました。「よく着けたね!」と社長からお褒めの言葉も頂きました。
狭い通路を邪魔にならない様に歩くのは至難の業でしたが、さまよっている道中きょろきょろと、築地の様子をうかがう事ができました。まず、今の時期ですとカニ、大きなタコ、築地といえばのマグロ、実家でよく食べていたアナゴ・・・また生魚だけでなく、干物をはじめとした塩干物、乾物、他築地にこんなものまで!の食料品など、お店によって並んでいるものは本当に様々です。そしてお店の人の接客、ディスプレイも各店各様でした。
そこで感じたのは、もし、事前知識の無い人が、このエリアに足を踏み入れた場合、何か良いものないかな~という「探す」というスタンスで臨んだのではパニックになって終わり、自力だけではこの膨大にあるものの中から、欲しいものを見つけ出す事は非常に難しいだろうという事でした。
また、明確に目的がある人でも、初めての場合、自力ではその目的を達成させてくれる場所へ簡単にはたどり着けないだろうと思いました。
そうなると、その人はたまたまあった近くのものを手に取ることになるかもしれません。それはひょっとしたら、欲しかったものとはズレた、ベストな選択ではなかったという事にもなり得ます。
これって、今私たちがやっているブランディングのお話とすごく似ていると思いました。
築地は仲卸という目利きのプロがいるので相談にも乗ってもらえるかもしれませんが、
自力で商品やサービスを探している人に自社を選んでもらう為には、ブランディングって非常に重要になってくると思います。
自社を選んでもらう為には、まず認知してもらう事が必要です。
そして同時に大切なのが、理解・共感してもらってから、選ばれるという事です。知名度だけをあげても、必ずしも選んでもらえるとは限りません。
認知してもらう絶対数を増やすと同時に、どの様に見せたいか、伝えたい事は何かを『明確に』して、更に『効果的に』伝える事ができれば、認知されるだけで終わらず、選んでもらえる可能性はぐんと広がります。
伝えたい事が『正確に』伝わっていれば、選んでもらった後も、ギャップが生じにくく、お互いに末永くハッピーな関係を築く事ができます。
膨大な量の情報から商品・サービスを選んでもらう時に、いかに迷わずたどり着いてもらうか、目がけてきてもらえるか、そして正しく伝えた事に共感してもらい、最終的に選んでもらうのか。
その為にはまず、自社のブランドをしっかりと明確にして効果的に打ち出す事。このブランディングの重要性を考えさせられた、築地体験でした。
イマジナではお客様も、仲間も、いつでもお待ちしております。
ブランディングにご興味のある方、私共のビジョンに共感頂ける方、是非ご一報ください。
■筆者プロフィール
MAIKO
HRコンサルタント
■略歴
山口県宇部市生まれ、
奈良女子大学 理学部 情報科学科卒。
SIerのソリューション営業職、病院勤務を経て、
会社の理念、両代表の熱さ・明るさに引寄せられイマジナ入社。
2014年10月執行役員就任。